愛知県三河の安城市桜井の肝臓、消化器の専門 「ひこぼし内科クリニック」。肝臓内科、消化器内科、内科。

ひこぼし内科クリニック

〜発熱にて受診の方へ〜

37.5度以上の発熱にて当院受診希望の方は、まずご自宅からお電話下さい。
(0566‐73‐3377)
診察可能な時間をお知らせしますので、お車で来院して頂き、必要な場合はコロナ抗原検査を行わせて頂きます。新型コロナウイルス感染拡大防止にご理解とご協力をよろしくお願いします。

 検診再開のお知らせ

愛知県の緊急事態宣言解除に伴い、安城市の各種健診が実施可能となりました。当院におきましても、安城市の特定健康診査、後期高齢者医療健康診査、がん検診(胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん)の受付を再開いたしました。
秋冬には新型コロナ感染の第二波到来の可能性が少なからずありますので、なるべく早い時期に受診されることをお勧めします。
なお、胃がん検診(胃部内視鏡検査)を希望される方は、予約をされる前に胃がん検診票を保健センターから取り寄せて頂く必要があります。

 イネ科植物による花粉症

専門分野を尋ねられた際には消化器病、特に肝臓病ですと返答していますが、実は40年にもおよぶ花粉症罹患歴を有しております。豊富な(!?)実体験に基づくという意味では、アレルギーが最も得意な分野かもしれません。この時期の花粉症についてお話させて頂きます。

イネ科植物による花粉症とは
5月後半となり、スギ花粉やヒノキ花粉が飛散する季節が過ぎたはずなのに、くしゃみ、鼻水、鼻閉、眼の痒み、咽頭の違和感や空咳などの症状に悩んでる……。もしかしたら、それはイネ科植物による花粉症かもしれません。

国民病とすらいわれるスギ花粉症についてはよく知られていますが、イネ科植物による花粉症は十分に認識されているとは言えないのが現状です。イネ科植物にはさまざまな種類があり、イネといってもお米がとれる稲の花粉だけではありません。初夏のイネ科花粉症の主たる原因は、カモガヤ、オオアワガエリです。いずれもいわゆる帰化植物で、明治時代に牧草として北海道に導入されたのですが、繁殖力が強いため雑草として全国に広がりました。カモガヤやオオアワガエリの花粉の飛散範囲は、スギやヒノキとは異なり、数十m以内ですので遠く離れていれば影響は大きくありません。しかし、直接触れてしまったり、近距離で大量の花粉に暴露されると、花粉症の症状が強く出たり、肌荒れ(花粉皮膚炎)を起こすことがあります。また、スギ花粉症よりも目のかゆみ、充血など、アレルギー性結膜炎の症状がより強い傾向にあります。花粉への暴露を減らすために、イネ科植物の生息地をなるべく避け、外出時はマスクやメガネなどの対策をしっかり行うようにしましょう。

心当たりがある方にはアレルギー検査をお勧めします
この時期(初夏)にくしゃみ、鼻水、鼻閉、眼の痒み、肌の痒み、咽頭の違和感や空咳などの症状に悩んでいる方には、一度アレルギー検査を受けることをお勧めします。
当院ではスギ、ヒノキはもちろん、カモガヤ、オオアワガエリを含む、アレルギーの原因となることが多い39項目を1回の採血で調べることができます。原因となっている植物が判明すれば、飛散状況に応じて適切な対策ができます。早めの対策で、花粉の時期を少しでも快適に過ごして頂ければ幸いです。

ひこぼし通信

GWが明け、クリニックの庭が賑やかになりました。特に今年は多くの品種のバラが一斉に開花し、色彩が豊かです。5月の陽射しに映えるオレンジの「サハラ‘98」(写真左)、鮮やかなショッキングピンクの「パレード」(写真中央)、清廉な白の「アイスバーグ」(写真右)、凛とした美しさを誇る深紅の「還暦」など、華やかなバラの競演が楽しめます。
花は、見る人の気持ちを和ませてくれます。そして、過ぎ去りし日々の追憶、今は逢えない人たちへの思慕、まだ見ぬ明日への希望と不安など、こちらの様々な想いを受け止めてくれます。
ただ、今は花を愛でることが出来る平和な時間にひたすら感謝です。